2018年9月23日
小学生の合宿で特に配慮するべき内容は?
カテゴリー: 合宿お役立ち情報
ブログをご覧頂きありがとうございます。
貸切スポーツ合宿 専門宿 山久荘です。
今年の夏は酷暑で小学生などの夏休みで合宿を行なった選手、監督、コーチ、保護者の方々も大変な夏合宿を過ごしたチームも多いのではないでしょうか?
山久荘がある静岡県の小山町もとても暑い夏を迎えていました。ただガラッと季節も変わり9月の現在は朝、夜と肌寒さも感じる季節になってきており、日中はすがすがしくとても過ごしやすい季節となっています。
今年の夏は小学生などの合宿を行う際に体調面などには特に配慮しなくてはいけなく、大変だったのではないでしょうか?
今年の夏も山久荘で多くの小学生の合宿をお手伝いさせていただきましたが、熱中症にて体調を崩された選手たちが例年で最も多くいた夏合宿でした。
ある小学生の合宿で山久荘を利用いただいたチームにお話しを聞いた所、水分補給、適度な休憩、塩分補給などにはとても気をつけていたらしいのですが、”体力面が成人よりも劣る小学生の合宿だったから選手たちの体調面は一番に気をつけていたんだけど、この暑さだとね・・”というような話しをされていました。
またあるチームでは毎年昼食をグラウンドで取るのですが、暑さのため食事も思うように進まず、結果的に体力面が低下してしまい、体調を崩してしまった。と言うようなチームもいました。
今年の夏で熱中症の搬送はどのくらいいたんだろうと思い、少し調べてみました。
今年の熱中症の搬送数は異常でした・・・
何と8月だけで30,410 人の方が熱中症で搬送されていたようです。昨年の8月が17,302 人とのことですので2018年の8月は13,108 人も昨年より多かったことになります。
消防庁のデータより引用
更にびっくりしたことに今年2018年の7月の熱中症による搬送数は・・
54,220 人!
昨年2017年の7月が26,702人とのことですので27,518人と昨年の倍の搬送数でした。
また、あるスポーツ協会の通達記事を見ていたところ下記のように夏合宿における熱中症への通達事項が記載されていました。
通達記事より一部抜粋
熱中症に関して予防から処置に関して細かく記載してありとてもわかりやすかったのですが、驚いたのが熱中症での脳への障害や”死亡することがある”という一文でした。
2018年のデータでも熱中症による死亡や重症の患者は昨年の倍以上増えたようです。
びっくりです。今年の夏がどれだけ酷暑だったかをデータからも知ることができたと同時に熱中症の危険性を改めて認識できました。
合宿を行う際に心配なのが雨のためのグラウンド利用という心配もあるのですが、これからの夏スポーツ合宿の時代は暑さも今以上に十分に配慮しながらの合宿となってくる時代になったのかもとふと思いました。
小学生の合宿などを多く提供させていただいている山久荘ですので、私たちも選手たちだけでなく、コーチや保護者の方々の熱中症や体調面に関してこれから今まで以上に気をつけていこうと考える機会となりました。
ただやはり体調面に気をつけていても、どうしても夏の暑さに勝てず体調を崩してしまうこともあるかもしれません。
また、暑さ対策のため試合数を一試合にしたり、練習時間を短くしたりと色々と配慮しなくてはいけない部分も出てくると思います。
そのリスクを大きく軽減でき、合宿に集中できる方法を次回のブログでは書かせていただこうと思いますので、ぜひ参考にしてください。
最後になりますが熱中症に関する予防方法が日本スポーツ協会や消防庁のサイトに記載してありましたので、今一度確認して今後の合宿に備えてみてはいかがでしょうか?
http://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid523.html
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
スポーツ合宿に関わる全ての方たちとのチームワークを大切にしています。
貸切スポーツ合宿専門の宿 山久荘をどうぞよろしくお願いします。